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2010年1月3日日曜日

ラスベガス旅行記その2

さて、2日目はまず、苦情からスタート。
前夜マキはすやすやお寝むだったんですけど、こういう後味が悪いのが黒板を引っ掻いたときの音並みに嫌いな私は、しばらく頭ん中でヒーヒー言っており、結構寝付きが悪くて困ってました。
で、今度は朝からフロントへ出向いて、そこのお兄ちゃんに部屋のレンジが動かない事から説明。部屋を変えてほしいと話したところ、オーケーとの話。
しかし、その変えてもらった部屋に行くのがまた面倒。実は、このホテル、35階までのエレベーターとそれから上へのエレベーターが分かれており、我々の前の部屋は46階、次の部屋は31階です。
つまり、一度一番下(正確には下から2番目)の階まで全部の荷物を抱えて降り、そこから別のエレベーター乗り場まで移動して乗り換えなきゃならず、非常に面倒。
朝から再び閉口モードです:苦笑
まぁ、何にしても毎日外食では(マキが)耐えられないので、キッチンが動かない事には仕方ありません。
一通りパッキングし直してガラガラと、スーツケースに加えて前夜持ってきてもらった鍋も抱えて、一等ホテルを上へ下へとお引っ越し。
途中、乗り換えの階でプールで泳いでいたっぽい家族連れとエレベーターを同乗しましたけど、彼らから見て鍋を抱えた我々は、かなり面白い絵だったでしょうね。

『初めからフロントでお願いすりゃ良かったね』なんて話しながら、寝起きのドヨーンとした気分も一転。会話も弾んでそのまま水族館へ出かけました(これでトラブルも終わったと考えているあたり、我々もまだまだ甘かった...)。それはさておき、移動先の部屋でキッチンがまともに動く事を確認して、一段落。
昨日取りにいってとれなかった水族館(バフェの食事券付き)への出がけに今度は再びフロントで、昨日どうしても届けてくれなかった包丁とまな板を、今度はおばさんのホテルウーマンに頼んだところ、一式キッチン用品を届けてくれるとの非常に気持ちのいい回答。

ラスベガスはご存知の方も多いかもしれませんけど、ストリップ沿いに大型のホテルが各々独自のテーマに沿ってカジノとホテル、それに大体ショッピングモールとフリーのショーを運営しており、外観はまさに遊園地のアトラクションやミニチェアの町のよう。
なんで、これらが乱立するストリップはほとんどテーマパークの中のような状態です。
前夜はストリップをずーっと歩いて下っただけでしたが、今回はマキの要望もあり、ホテルの中を何個か選んで歩いていく事にしました。

まずはパラッツォというホテルから入り、隣のベネチアンへ。パラッツォもきれいなモールでしたが(左上の写真)、ベネチアンは別格でした。
天井にはなんちゃって青空が広がり(確かお台場辺りでこのパクリモンを見た記憶が...)、真ん中には細い運河。
そこを船頭さんがイタリア語?の歌を歌いながら観光客をイタリアチックな細い木造の船に乗せて、えっちらおっちら櫂(かい)を漕いでいきます。
両脇にはこぎれいな有名宝飾品やアパレル・ブランドの店が並び、たまにある広場では、大道芸人が行く人の目を楽しませています。
ここに入ったとたん、もうマキちゃんはハッピーモード全開:笑。すっかり朝のもやもやモードは吹っ飛んでました。
ただ難点を言わせてもらうと、とにかく人通りが多すぎでした。
所々では人とぶつからずに通り抜ける事が困難なほどで、おおよそリラックスできるような空間ではありません。
ですが、間違いなく一見の価値はアリです(右の写真がベネチアンのモールです。ちょっと写真が暗いですが、実際ちょっと薄暗かった気がします)。
その後、頃合いを見計らって目的地のマンダレイ・ベイにある水族館、シャーク・リーフ(shark reef)へ移動しました。

この水族館は、様々な海洋生物(淡水・海水、魚類・両生類・は虫類、問わず)が、これまたこぎれいなテーマ(川に沈んだ石造りの寺院や、海に沈んだ海賊船など)に沿って分けられています。
中にはエイやカブトガニに触れるところもあり(触りませんでしたけど)、もともとマキが海好きという事もあって、夕飯までひとときの幸せな時間を過ごさせてもらいました。

この後、チケットにつけてもらったバフェへ移動して夕飯。このバフェ、実は8年前に来たときはストリップでおいしいプライム・リブが食べ放題でかつ安いと言う所と(たしか$20ぐらい)、私の前にいた職場では結構有名な場所だったんですが、どうやら時代の流れという物はどうしようにもないのか、お値段はかなり上がってました($27ぐらい)。
でも、やっぱりプライム・リブはおいしかった(マキはちょっと塩辛いと言ってましたが)。なにより、かなり豊富な品揃えは、今も昔も変わらずでした。

好奇心もおなかも満たされたその後、近くのニューヨーク・ニューヨークの中やMGMグランドの近くをうろつきました(左下の写真はニューヨーク・ニューヨークの中のカジノの風景)。
なにやら酸素を吸うオキシジェン・バーなる物があって、ちょっと目を引きましたが、ほかに特に変わった物もなく、そのまま前述のデュースを使ってホテルへ帰りました。


...ここで、再び朝のどんよりモード再来となった訳です。

部屋の扉を開けてすぐに目をやったのが、キッチン。
案の定、キッチン用品、まだ来てません。

再び電話すべく、受話器のところに目をやると、なにやらメッセージランプが点滅しています。
受話器を取ってそのランプを押してみると、ハウスキーピングからの伝言。曰く、『どのキッチン用品が必要かわからなかったので、教えてください』との事。
一式そろえてくれるって、言ったやんけ!と、怒り心頭でハウスキーピングに電話した所、まな板がないので、持っていく事ができないとのいい訳。
それならそれに変わるもんを用意してこい!それで駄目ならあ
るもんだけでいいから、すぐにもってこい!と言ったにもかかわらず、案の定、しばし音沙汰なし。
30分後くらいにもう一回電話したところ、シフトが変わったからその話を聞いていなかったとかで、もう一回説明。
うんざりしていると、数分後、やっとドア口から呼び出しベルの音。
ドアを開けると、肩で息をするインド系の女性が、包丁とまな板、それにどういう訳かクッキング・シート(オーブンでクッキーなどを焼くのに使う薄い金属製のトレー)を2つ渡してくれました。


これで、やっと1日目から続いていたトラブルが解決。
落ち着いてバスタブでお湯に浸かり、ため息まじりの深呼吸させていただきました(右の写真が今回泊まった部屋の写真です。右側に映っている小さなキッチン(キッチネット)が今回の戦場でした:苦笑)。



また続く? けん

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